MESSAGE

CORE VALUE

一番美味しい瞬間を
世界中に届けたい。

“あのときあの場所で食べたあの味”が再現できれば、食はもっと人々を豊かにするだろう。そんな世の中を創りたい―。
ひとつの体験と感動が、私の好奇心を掻き立てました。

デイブレイク創業前、私は友人とタイを訪れました。露店でフルーツが山積みになって売られていたので、マンゴスチンを買って食べたのですが、それがものすごくおいしくて。透き通るように白くてみずみずしい果肉にも魅了されました。

「ここで食べたこの味を、また日本でも食べられないだろうか」

口に含んだ瞬間に考えがめぐったことを覚えています。しかし、私が感動する一方で、ほかに買う人は見当たりません。最終的にこれらのフルーツは“ロス”になってしまうと聞きました。
自分の冷凍の知見を活かせば、このおいしさを、ありのままに、世界中に届けられるのではないか。食の感動を生みながら、ロスを減らし、生産者を豊にできるのではないか―。これらのインスピレーションから、デイブレイクの創業に至りました。

ビジネスを共に育てる
パートナーを目指す。

国内唯一の特殊冷凍機の専門会社である
デイブレイクの事業スタイル

おいしいものを、おいしい状態のまま世界中に届けようとしたときに、生産者にはあらゆる課題があることが分かりました。
鮮度維持、物流、販路の構築、人手不足、そしてフードロス。それらを解決に導く方法として、自分の経験と照らし合わせて行き着いたのが冷凍テクノロジーです。そこから特殊冷凍機の専門会社として冷凍機の販売事業をスタートしました。

冷凍機販売はデイブレイクの主力事業ですが、単なるメーカーではありません。
特殊冷凍は食品の劣化を最小限にとどめる技術で、販路拡大や人手不足の解消、計画生産などのビジネスチャンスを秘めています。しかし、普及率はまだまだ業界の数パーセント。販路がない、機械を活用する方法が分からないなど、あらゆるリスクから買い留まる顧客を沢山見てきました。
我々が目指すのは、それらの課題に共に向き合い、顧客に寄り添うパートナー。
長年蓄積してきた生産者の生の声や業界の知識知見からビジネスを支援するパートナーとして、存在価値を高めていきたいと思います。

行き場を失った食材が
経済を循環・活性化。

フードロス削減事業の今後

フードロス削減事業は今後、地方の加工場設置を積極的に進めていく計画です。

今は東京でフルーツを加工していますが、生産地に加工場を構え、
そこに我々のノウハウを提供。特殊冷凍機はシェアし、現地で加工していただくモデルです。
これによって、コスト削減や鮮度維持などのメリットに加え、現地で雇用を生み出し、地域活性化にも繋げていきます。

行き場を失い、価値のあるものとして扱われていなかったフードロスのフルーツが、経済を活性化・循環させていく。

“サーキュラーエコノミー”の実現を目指します。

冷凍で“食”に
イノベーションを。

デイブレイクが描く未来像

まずは機械販売によって特殊冷凍を浸透させることがファーストステージです。その先には、生産者と食材を求めるお店や人を繋げるシステムの構築や、特殊冷凍に特化した物流の開発を考えています。
新しい食の体験・感動の創造を目指しており、極論、冷凍だけがその手法だとは思ってはいません。他業界の発想・テクノロジーも、柔軟に取り入れていく計画です。

誰でも、“あの時、あの場所で、あの人と食べた味が忘れられない”という体験があると思います。それをもう一度届けられたら、食はもっともっと楽しくなる。

食がより幸せであったかい時間になれば、結果的にフードロスも減るでしょう。
食に感動、感謝しながら、“エンターテインメント”として楽しめるような世界が創れたら。そんな将来を描いています。