2024.11.19 PRESS

デイブレイク、茨城県の食産業の発展に向けて常陽銀行と業務提携を締結

冷凍技術により地域の食品産業の商圏拡大や人手不足の解消への貢献を目指す

特殊冷凍テクノロジー事業を展開するデイブレイク株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役:木下昌之)は、株式会社常陽銀行(所在地:茨城県水戸市、取締役頭取:秋野 哲也)と業務提携を締結したことをお知らせします。本提携により、茨城県を中心とした常陽銀行の営業地盤の食品産業の活性化と持続可能な発展を目指します。

業務提携の背景

常陽銀行の主要な営業地盤である茨城県は、東の沿岸部に豊富な水産資源を有し、水産業が盛んな地域です。県全体では、農産品や加工食品など様々な食品が生産されています。この度の提携により、これらの産物を、品質を保ちながら円滑に流通させる冷凍技術をデイブレイクが提供し、地域の食品産業の成長を後押しします。さらに、冷凍技術の活用により飲食店や食品加工業の生産性向上や品質の安定化を図り、近年深刻化する労働力不足の解消にも貢献することを目指します。

業務提携の取り組み内容

茨城県を中心とした、常陽銀行の主要な営業地盤において特殊冷凍技術の認知拡大および導入・活用支援の取り組みを継続的に実施してまいります。認知拡大に向けた取り組みとして、デイブレイクと常陽銀行が共同でセミナーや勉強会を実施するほか、補助金申請やリース契約のサポートなど、特殊冷凍機の円滑な導入・活用を進めるためのサポートを常陽銀行が行います。

  • 認知拡大の取り組み
    • 地域の食品関連事業者(水産業、食品加工業、飲食業、小売業、観光業、など)に向けた特殊冷凍活用セミナーや勉強会の開催
  • 導入・活用支援の取り組み
    • 常陽銀行からの補助金申請やリース契約のサポート
    • 支援領域の事業者間のビジネスマッチング
    • ふるさと納税の返礼品など、県外へ流通させる商品の開発・流通支援

本事業提携を通じて、地域の事業者への支援の幅を広げ、食品産業の活性化と持続可能な発展を促し、茨城県の豊かな食文化を全国に届けてまいります。

茨城県内の特殊冷凍活用事例

茨城県を中心に展開するスーパー「カスミ」の惣菜商品を、特殊冷凍で計画生産。現場負担の軽減と品質の安定を実現

・導入企業:株式会社ローズコーポレーション

ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス株式会社(U.S.M.H)に所属する茨城県の代表的な地場スーパー「カスミ」のデリカ製造部門の一端を担う株式会社 ローズコーポレーションが、デイブレイクの特殊冷凍機「アートロックフリーザー」を導入し、惣菜製造で活用しています。同社のセントラルキッチンで製造された惣菜を特殊冷凍し、店舗の冷凍コーナーにて販売。これによって計画生産が可能となり、従業員の負担が大きく軽減され、労働力不足解消の一助になっています。さらに、新鮮で高品質な惣菜を安定的に提供することができるようになり、顧客満足度の向上にも繋がりました。

茨城県の人気モンブラン専門店「栗のいえ」が特製ペーストの製造で特殊冷凍機を導入

・導入企業:創作スイーツ店「栗のいえ」

茨城県笠間市の「栗のいえ」は、県内外から注目されるモンブラン専門店です。元ミシュランのフレンチシェフが、全国一の栗の生産地である地元笠間市を盛り上げたいという想いから開業。看板商品の「こぼれモンブラン」は、栗を「絞る」のではなく「削る」ことで、栗本来の豊かな風味と滑らかな舌触りを生み出した逸品です。この独自の製法を支えるモンブランペーストの製造において、冷凍技術を活用。デイブレイクの特殊冷凍機「アートロックフリーザー」は、栗の繊細な薫りや味わいを最大限に保つと評価され、導入が決定しました。特製モンブランペーストの内製化が実現し、地元産和栗へのこだわりが詰まった商品のさらなる進化に貢献します。

デイブレイクの特殊冷凍とは

急速冷凍に凍結媒体ごとの特殊な技術を踏襲することで、さらに高品質な冷凍を実現する技術です。一般的な冷凍の場合、細胞内の水分が氷に変わる温度帯(氷結晶生成温度帯:0℃~-5℃)の通過時に、  氷結晶が大きく歪になることで細胞が損傷。一方急速冷凍は、急速かつ均一に冷却することで氷結晶が小さく生成され、細胞の損傷を極少化でき、うまみ成分の流出を防ぎます。さらに特殊冷凍では、冷風の湿度や冷風の当て方などの特殊技術が加わり、形状維持や調理済みのあたたかい食品の急速冷凍を実現。これまで困難とされていた食材の急速冷凍を可能にするとともに、従来を上回る高品質な冷凍食材を生み出します。