2025.01.27 PRESS

デイブレイク、特殊冷凍機「アートロックフリーザー」の新型モデルを2月発売

食材研究の知見から生み出された独自の新機能「食品別モード」を搭載。人手不足時代に対応し、誰でも安定的に高品質な冷凍を実現。高品質冷凍食品の更なる流通拡大を目指す

特殊冷凍テクノロジーの製品企画・開発と高品質冷凍商品のプラットフォームを運営するデイブレイク株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役:木下昌之)は、自社開発の特殊冷凍機「アートロックフリーザー」の新型モデルを2025年2月に発売することをお知らせします。

新型モデルは、冷却性能の向上やスリム化などのアップデートのほか、デイブレイクの食材研究の知見から生み出された新機能「食品別モード」を搭載。人手不足の現代に対応し、管理者だけでなく、すべての従業員が直感的に操作できる設計で、より安定した高品質な仕上がりを実現します。

開発背景

特殊冷凍機「アートロックフリーザー」は、デイブレイクが保有する研究データと顧客の声を踏襲し、独自に開発した特殊冷凍機です。2021年10月に発売以降、累計約700社が導入。2022年8月には日本食糧新聞社が主催する令和4年度「第26回業務用加工食品ヒット賞/外食産業貢献賞」(後援=農林水産省)を受賞するなど、多くの食品事業者に支持されています。

また、人手不足の深刻化や食品事業者の海外市場開拓の加速などを背景に、「アートロックフリーザー」を導入する業種・業界は拡大しています。これまでは製造業、飲食業、漁業が主要でしたが、2024年は小売業や卸売業での導入が大きく拡大。その他、ホテルや旅館などサービス業での事例も増えています(※)。このたびの新型モデルは、人手不足の社会背景や、冷凍機の活用現場・対象食品が多様化している状況を受け、様々な現場に適応し、管理者や職人に依存せず、誰が操作しても安定して高品質な仕上がりを実現することを追求。代表的な特徴として、簡単な操作で食材ごとに最適な凍結モードが選択できる新機能「食品別モード」を搭載したほか、冷却性能の向上、冷凍機のスリム化、芯温計の装備、芯温計で測定した温度推移データをUSBメモリに出力が可能な機能の搭載など、大幅な改良を行いました。

(※)導入実績から振り返る2024年の特殊冷凍の活用動向レポートを公開

「アートロックフリーザー」新型モデルの特徴

新型モデルの「アートロックフリーザー」は、主に4つの特徴があります。

・新機能「食品別モード」

新型モデルには、肉、魚、米飯、パン、フルーツなど代表的な食材に対して、最適な設定を選択できる「食品別モード」を新たに搭載しました。デイブレイクは、これまで、従来は難しかった様々な食品の冷凍を可能にし、販路拡大を実現してきました。これを実現できる背景には、冷凍技術だけでなく、長年蓄積した研究基盤があります。前処理、レシピ、凍結、保管、解凍の5つの意識改革に基づいた、冷凍を成功させる「凍結レシピ」を導き出す研究部門(ラボ)が、日々凍結テストを行っており、今回の「食品別モード」は、ラボと技術開発部門の連携で生み出された、独自の新機能です。対象の食品を選択するだけで食品ごとに最適な設定で運転し、高品質な仕上がりを安定的に実現します。

・冷凍機のスリム化

「アートロックフリーザー」の活用現場が多様化していることを受け、よりコンパクトで厨房に設置しやすく、ほかの厨房機器と並んだ時に収まりやすいサイズに設計。幅8%、奥行25%スリム化し、重量は約100㎏の軽量化に成功しました。

・冷却性能の向上と庫内偏差の低減

冷凍機内のファンやトレー、ラックの設計を流体解析と試験により検証し設計を見直すことにより、庫内偏差を一層低減しました。冷気を複雑に循環させることで、従来機よりもさらに品質を安定させることに成功。冷却性能を従来機比2〜5%向上させました。

・ログデータを保存・出力できる芯温計を装備

食品の芯温をタッチパネル上で確認できる芯温計を3本装備。最大2週間分の温度推移データ(芯温に限らず、庫内の温度も対象)をUSBメモリに出力することができ、HACCPの温度管理など、製品品質の管理に活用できます。

新型「アートロックフリーザー」概要

デイブレイクは、この度の新型モデル発売を通じて、現場の課題に寄り添いながら、お客様のビジネスに新たな価値を提案します。そして、引き続き当社のミッション「作り手から食べ手までのより良い未来を創造する」の体現に向けて、食の可能性を一層広げてまいります。新モデルの「アートロックフリーザー」を、どうぞご期待ください。