2025.01.30 PRESS

デイブレイクとPOPLABが高品質冷凍フルーツの共同プロジェクトを始動

作り手から食べ手までを繋ぐ高品質冷凍フルーツのプラットフォームを築き、市場拡大を目指す。共同研究では、一部品種で特殊冷凍後の糖度上昇を確認

特殊冷凍テクノロジー事業を展開するデイブレイク株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役:木下 昌之)と国産冷凍フルーツの商品企画や製造、販売を手掛ける株式会社POPLAB(所在地:佐賀県鳥栖市、代表取締役:高橋 隆弘)は、高品質冷凍フルーツの共同プロジェクトを始動します。

本プロジェクトでは、デイブレイクの冷凍技術とPOPLABのフルーツ加工ノウハウを融合させることで、作り手から食べ手までを繋ぐ高品質冷凍フルーツのプラットフォームを築き、市場拡大を目指します。まずはじめの取り組みとして、さらなる品質向上に向けた共同研究を進めるほか、両社が策定した認定基準を満たす高品質冷凍フルーツの生産パートナーを開拓します。

先行して実施した共同研究では、フルーツの一部品種において、特殊冷凍後に糖度上昇を確認。様々な仮説を立てて、現在も検証を継続しています。

プロジェクト経緯とこれまでの連携実績

デイブレイクとPOPLABは、これまでも冷凍フルーツの連携を進めており、2023年9月には共同開発した冷凍フルーツがJALの機内サービスに採用されました(※)。このほか、小売店や飲食店へ高品質冷凍フルーツを販売し、フルーツ本来の甘味や風味を保つ品質の高さや、旬の時期に限らずもぎたてのフルーツを味わえる革新性が、高い評価を獲得。導入先での評判が広がり、需要が拡大している状況を受け、このたびのプロジェクトが立ち上がりました。

(※)JAL機内食に特殊冷凍フルーツが採用決定

共同研究結果では、フルーツの一部品種において特殊冷凍後の糖度上昇を確認

先行して実施したデイブレイクとPOPLABの共同研究では、フルーツの一部品種において、特殊冷凍後に糖度が増すことを確認しました。オレンジ、柿、シャインマスカットの冷凍加工前後の糖度を比較すると、特殊冷凍後に糖度が15~20%上昇。官能評価でも、8割の試食者が「冷凍加工後のフルーツの方が甘い」と回答しました。0℃付近で糖やアミノ酸が増加する現象や、冷凍による凍結濃縮との関係性など、様々な仮説を立てて検証を続けています。

※現在も検証を継続しており、2025年1月時点のデータです。

共同プロジェクトの取り組み内容

共同プロジェクトのまずはじめの取り組みとして、冷凍フルーツのさらなる品質向上に向けた共同研究を進めるほか、両社が策定した認定基準を満たす高品質冷凍フルーツの生産パートナーを開拓します。デイブレイクの特殊冷凍機「アートロックフリーザー」を使用し、POPLABのフルーツ加工技術指導のもと、高品質冷凍フルーツを製造する生産拠点を日本各地に構築。生産された冷凍フルーツは、「アートロックフルーツ」ブランドとして小売店や飲食店へ提供し、消費者に高品質冷凍フルーツをお届けします。この一連の取り組みによって、作り手から食べ手までを繋ぐプラットフォームを築き、高品質冷凍フルーツの市場拡大を目指します。

「FOODEX JAPAN 2025」への出展について

本プロジェクトの一環として、2025年2月に開催される「FOODEX JAPAN 2025」に「アートロックフルーツ」として出展し、共同研究・開発した高品質冷凍フルーツを披露する予定です。

【出展概要】
・名称:FOODEX JAPAN 2025
・期間:2025年03月11日 ~ 2025年03月14日
・会場:東京ビッグサイト(東京都江東区有明3-11-1)
・サイト:https://www.jetro.go.jp/j-messe/tradefair/detail/141001

デイブレイクとPOPLABは、この度の共同プロジェクトを通じて、フルーツ生産者の後継者不足の解消や、日本各地の美味しいフルーツの広域流通に取り組み、地域活性化と持続可能な生産環境の実現を目指します。