2025.03.27 PRESS

デイブレイク、農林水産省公募の「令和6年度サプライチェーン連結強化緊急対策」の補助事業者に採択

冷凍技術とサプライチェーンの強化で世界へ届ける日本の本格寿司

特殊冷凍ソリューション事業を展開するデイブレイク株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役:木下昌之)は、農林水産省が公募した「令和6年度サプライチェーン連結強化緊急対策」において、補助事業者として採択されたことをお知らせします。

農林水産省「令和6年度サプライチェーン連結強化緊急対策」について

「令和6年度サプライチェーン連結強化緊急対策」は、輸出拡大に向けた国内外のサプライチェーンの連結強化を目的とした農林水産省の支援制度です。本制度では、物流の効率化や流通・販売段階の課題解消のための実証実験などに対して補助金が交付され、生産から販売までの一気通貫した連携強化による輸出産業の活性化を図ることを目指しています。

採択事業の目的

世界的な寿司人気や健康志向の高まりなどから日本食への関心が高まる中、冷凍技術を活用した寿司の輸出は大きな可能性を秘めています。しかし、大量生産した冷凍寿司を海外市場で安定的に供給するためには、物流・流通・販売における様々な課題を克服する必要があります。このたび採択された事業では、これらの課題を解決し、サプライチェーンを強化することで、国産食品の輸出促進に貢献することを目指します。

採択事業「冷凍寿司の米国輸出のサプライチェーン構築」の内容と採択背景

今回採択された事業は、デイブレイクが推進する「冷凍寿司の米国輸出のサプライチェーン構築」に関する取り組みです。本事業では、国内で製造した大量ロットの冷凍寿司を米国市場で効率的に流通・販売するための実証実験を行い、課題解決を推進。生産者から米国の流通業者までのコールドチェーンを整備し、高品質な冷凍寿司を品質を落とすことなく消費者に届け、日本の食文化の価値をより多くの人に届けることを目指します。また、米国の日系スーパーだけでなく、非日系の米国メインストリームへの販路を広げ、大量ロットを実現する事業基盤を整備する計画です。

他社にはない事業の先進性と、米国メインストリームへの販路開拓への期待が寄せられ、このたびの採択が実現しました。デイブレイクはこれまでも米国への冷凍寿司の輸出に向けた商品開発やコールドチェーンの研究を進めており(※)、本事業を通じてそれらのノウハウをさらに発展させ、より強固なサプライチェーンを構築してまいります。

(※)デイブレイク、日本からアメリカへの冷凍寿司の海上輸送に成功。保冷・断熱資材の独自研究で約3か月のコールドチェーンを実現

補助金を活用した今後の取組み

本補助金を活用し、以下の取り組みを進める計画です。

  • 生産段階における実証
    • 大量ロットで高品質かつコスト競争力の高い製造体制の構築
  • 出荷段階における実証
    • 輸出専用の包装開発及び物流ネットワーク整備
  • 流通段階における実証
    • 大量ロット物流に耐えられる米国側の港から店頭までのコールドチェーン整備
  • 販売段階における実証
    • 販売店舗での販促活動、現地パートナーと連携した販路開拓

デイブレイクは、これらの取り組みを通じて、持続可能なサプライチェーンの構築を実現し、寿司をはじめとする日本の食文化を世界に広めることに貢献してまいります。