2024.12.19 CASE PRESS

薩摩ハムがデイブレイクの特殊冷凍機「アートロックフリーザー」を導入

冷凍技術活用により学校給食向け製品の生産性向上を実現

特殊冷凍テクノロジーの製品企画・開発と高品質冷凍商品のプラットフォームを運営するデイブレイク株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役:木下昌之)は、鹿児島県でハム・ソーセージ・ベーコンの製造・販売事業を展開する薩摩ハム株式会社(本社:鹿児島県鹿児島市、代表取締役:清田浩徳、以下薩摩ハム)に、デイブレイクの特殊冷凍機「アートロックフリーザー」が導入されたことをお知らせします。

導入背景:生産効率の向上を目的により高度な冷凍技術に切り替え

薩摩ハムは、全国有数の畜産県である鹿児島県で創業し、今年40年を迎える食品加工メーカーです。厳選された国内外の豚肉を主原料とし、一品一品丁寧に製造。高い品質と味わいが支持され、地域に根差したものづくりを続けています。

薩摩ハムでは、これまでも冷凍設備を活用してきましたが、凍結に時間がかかるため生産効率が低いことや、凍結時に製品が塊状になることで、バラ凍結が求められる現場での対応に苦労するといった課題がありました。これらの課題を克服し生産性を高める必要性から、2024年10月末にデイブレイクの特殊冷凍機「アートロックフリーザー」が導入されました。

導入して実現したこと:大幅な生産性向上と安定した品質のバラ凍結による利便性向上

薩摩ハムでは、主に学校給食用のソーセージやベーコンの製造工程に「アートロックフリーザー」を活用しています。九州や広島、岡山の学校に届けるソーセージやベーコンを、加工直後の新鮮な状態で凍結。これまでの冷凍設備では難しかった安定した品質のバラ凍結が可能になり、大袋で納品する供給形態が実現したほか、納品先では用途に応じて小分けに対応できるようになり、利便性が向上しました。

さらに、凍結時間が大幅に短縮されたことで、製造にかかる時間が従来の半分にまで削減される見込みです。これにより、限られた人手・時間を効率的に活用できるようになり、生産量の拡大も可能になりました。

今後の展望:冷凍技術を活用したオペレーション確立のほか、自社ブランドへの活用も検討

薩摩ハムは、学校給食向け製品の製造における冷凍技術を活用したオペレーションを確立し、さらなる生産効率の向上を図る計画です。また、自社ブランドとして一般消費者向けに販売する製品にも冷凍技術活用し、鮮度と品質に優れた冷凍商品の開発を進めていくことを検討しています。これにより、新たな市場への進出やブランド力の向上が期待されます。

デイブレイクは、これからも特殊冷凍技術を活かして食品事業者が抱える生産性向上や人手不足の解消、品質安定化などの課題を解消するとともに、さらなる技術の研究を進め、食産業の発展と持続可能な社会の実現に貢献してまいります。