大阪府寝屋川市で34年にわたり愛され続ける焼きたてチーズケーキ専門店「ずーち」。店舗販売をはじめ、移動販売やイベント出店、スーパーへの卸販売などを通じて、多くのファンを獲得してきました。従来は遠方への販売に制約がありましたが、アートロックフリーザーがその課題を解消。2025年11月の導入をきっかけに、焼きたての食感をそのまま閉じ込めた冷凍チーズケーキの販売を開始し、ECやふるさと納税を通じて全国へ届けられるようになりました。導入の背景やその効果、今後の展望について、有限会社 ずうちふうずオーナーの中川和哉様にお話を伺いました。
ーーーー事業の歩みについて教えてください。
父の代から始まったチーズケーキ専門店です。店舗販売だけでなく、企業への社内販売や地域での移動販売、イベント出店など少しずつ販路を広げ、現在では卸売にも力を入れています。地域のお客様に長く支えていただき、おかげさまで34年を迎えました。

ーーーーチーズケーキづくりで大切にされていることを教えてください。
しっかりとした生地を作りながらも、空気をたっぷり抱き込んでふわっと焼き上げます。気温や湿度によって生地の状態は毎日変わりますし、混ぜ方ひとつでも仕上がりが変わります。そのため、生地づくりは今でも経験を積んだ職人による手作業です。焼成時も、膨らみ具合や焼き色を見ながら温度を調整したり、手前と奥で焼きムラが出ないよう位置を入れ替えたりと、焼き上がるまで見守ります。素材は、新鮮な国産卵と、クセが少なく食べやすいオーストラリア産チーズを使用。チーズが少し苦手という方にも楽しんでいただける商品づくりをしています。
ーーーーアートロックフリーザー導入のきっかけを教えてください。
以前から寝屋川市のふるさと納税返礼品のお話をいただいていましたが、冷蔵では賞味期限が3日。遠方に送る場合は到着したその日に食べていただかないと品質を保てないこともあり、全国展開には限界がありました。「いつかは冷凍が必要になる」と考えていましたが、一般的な冷凍ではどうしても味や食感が変わってしまいます。そんな時にデイブレイクさんを知りました。

ーーーー導入の決め手は何でしたか。
ケーキの柔らかさです。焼きたてを急速冷凍し、解凍したチーズケーキを食べた時、焼きたてふんわりとした食感がしっかり残っていて、「逆においしくなっている」と感じるほど驚きました。一般的な冷凍では、解凍すると水分が出て食感が損なわれやすいですが、アートロックフリーザーではそれがありませんでした。最初は私一人でラボへ伺い、その感動をスタッフに伝えても半信半疑でしたが、実際に一緒に見学すると「これはすごい」と全員が納得。補助金申請を進め、採択後の2025年11月に導入しました。
ーーーー導入後、現場に変化はありましたか。
時間に余裕がある日にまとめて冷凍商品を製造することで、業務を平準化できるようになりました。焼き上がったばかりのふっくらした状態を閉じ込めたいので、焼きたてをそのまま凍結。1回で24個を約100分かけて凍結し、解凍は冷蔵解凍を推奨しています。また、スタッフの意識も変わりました。「これも冷凍してみませんか」と新しいアイデアを提案してくれるようになり、商品開発への意欲も高まっています。将来的には冷凍商品の製造日を設け、さらに効率的な生産体制を整えていきたいと考えています。


ーーーー導入後の反響はいかがですか。
ECやふるさと納税を通じて全国のお客様へお届けできるようになりました。以前は帰省した時しか買えなかったというお客様からも、「取り寄せできるようになってうれしい」という声をいただいています。リピート購入してくださる方も多く、ご満足いただけていると感じています。
また、ECやふるさと納税をきっかけにお店を知り、実際に店舗へ来店してくださる方も増えています。インフルエンサーによる発信なども重なり、オンラインと店舗が相乗効果を生み、売上は前年に比べて大幅増となりました。

ーーーー今後の展望を教えてください。
まずは近畿圏以外への卸販売を広げていきたいと考えています。OEM製造の可能性も視野に入れており、テーマパークのお土産や道の駅、サービスエリア向けの商品など、新しい販路にも挑戦していきたいです。また、現在は焼きたてチーズケーキが主力商品ですが、プレミアム価格帯の商品にも取り組んでいきたいと考えており、新商品の開発を進めています。
焼きたてのおいしさをそのまま届けられるようになったことで、これまで諦めていた販路にも挑戦できるようになりました。アートロックフリーザーは、私たちが育んできた焼きたてのおいしさを全国へ届け、事業を支えてくれる存在となっています。これからも冷凍を活用しながら、新しい商品や販路づくりにも挑戦していきたいと思います。
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