2025.02.27 CASE PRESS

駅弁大会日本一の実績を持つ「有田焼カレー」がアートロックフリーザーを導入

冷凍技術の活用で伝統を守る。有田焼カレーが挑む新たな継承の形

特殊冷凍テクノロジーの製品企画・開発と高品質冷凍商品のプラットフォームを運営するデイブレイク株式会社は、2025年2月、佐賀県で「有田焼カレー」を展開する株式会社プレアデス(本社:佐賀県西松浦郡、代表取締役 廉隅浩介)に、デイブレイクの特殊冷凍機「アートロックフリーザー」が導入されたことをお知らせします。

導入背景:伝統工芸の魅力発信のために開発した有田焼カレー。できたてカレーの美味しさを届けるために、冷凍技術に着目

「有田焼カレー」は、有田焼の魅力を広く発信することで地域活性化に繋げようというプロジェクトが発端で開発された、有田の名物商品です。地元の素材にこだわった本格焼きカレーが有田焼に盛り付けられ、伝統工芸と食の融合で生み出された全国初のカレー弁当は注目を浴び、2008年には「全国駅弁大会」日本一を受賞。お取り寄せのニーズが広がり、通販事業を展開しました。

「有田焼カレー」は、以前から冷凍商品を販売していましたが、ごはんのパサつきや白蝋化(※)が生じ、本来の美味しさを届けられない課題に直面しました。「有田焼の器で提供するのだから、味も最高の状態で届けたい」という思いから、アートロックフリーザーを導入。これまでの冷凍商品よりもさらに美味しく、器の魅力と共に届けられる新しい冷凍有田焼カレーを開発しました。

(※)お米が乾燥し、蝋のようにボロボロと崩れる現象

導入して実現したこと:品質改善と業務用卸の商圏拡大

アートロックフリーザーの冷凍技術でリニューアルした新しい冷凍「有田焼カレー」は、春頃から通販で販売を始める予定です。また、通販に限らずスーパーや飲食店への業務用卸も拡大。保存期間の長さと長距離配送ができる冷凍の特性を活かして、日本全国へできたて品質の有田焼カレーを届けます。

今後の展望:冷凍で広がる新たな継承の形

需要減少や後継者不足の課題が叫ばれる伝統工芸の業界において、「有田焼カレー」は、食との融合という強みを生かして付加価値を上げ、有田焼の継承と発展に貢献することを目指しています。作家やキャラクターとのコラボレーションなど様々なアイデアを取り入れるとともに、冷凍技術の活用でお客様の期待を超える美味しさをお届けし、新商品の開発も積極的に展開。次世代の作り手たちに有田焼の可能性を感じてもらい、後継者が誇りを持って取り組めるような環境を構築し、有田焼の未来に貢献していくことを目指しています。

デイブレイクは、これからも特殊冷凍技術を活かして食品業界が抱える様々な課題を解消するとともに、さらなる技術の発展や研究を進め、食の新しい可能性を提案してまいります。

有田焼カレーのインタビュー記事を、こちらからご覧いただけます。

https://www.d-break.co.jp/news/case-250227-aritayakicurry