特殊冷凍テクノロジーの製品企画・開発と高品質冷凍商品のプラットフォームを運営するデイブレイク株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役:木下昌之)は、パナソニック株式会社(本社:東京都港区、CEO:品田正弘、以下、パナソニック)が開発・製造した次世代リユーザブル真空断熱保冷ボックス「VIXELL(ビクセル)」を活用し、日本から米国への冷凍寿司の空輸実証に成功したことをお知らせします。本実証により、海上輸送に続く空輸での高品質なコールドチェーン構築を実現。冷凍寿司の海外輸出拡大に向けた大きな進展を遂げました。
冷凍寿司の海外輸出を推進し、米国への輸出実績を持つ(※1)デイブレイクは、海外輸出における重要なテーマとして、コールドチェーンの研究・実証を重ねてまいりました。今年3月には、日本から米国への海上輸送に成功。保冷・断熱資材の独自研究を通じ、約3か月にわたる安定したコールドチェーンの維持を実現しました(※2)。さらに、海上輸送に加え、より迅速な流通経路である空輸においても同等以上の品質維持を可能にするべく、研究・検証を続けてきました。
しかし、空輸の輸送期間は海上輸送より短いものの、機内や貨物の積み下ろし時の温度変化リスクが高く、安定した品質維持が難しい傾向があります。デイブレイクもこれまで複数回の空輸検証を行ってきましたが、温度管理において思うような結果が得られず、数々の失敗を重ねてきました。こうした背景を踏まえ、パナソニック社が持つ高い技術力と自社の知見を掛け合わせることで、繊細な冷凍寿司を高品質に空輸できると期待し、連携を開始。より強力な断熱保冷効果を持つ「VIXELL」の活用に至りました。
(※1)デイブレイクの冷凍寿司、ハワイのミツワマーケットプレイスで販売開始
(※2)デイブレイク、日本からアメリカへの冷凍寿司の海上輸送に成功
「VIXELL」は、パナソニックが長年培ってきた冷蔵庫の省エネ技術とモノづくり技術を結集させた、次世代のリユーザブル真空断熱保冷容器です。「VIXELL」の主な特徴は以下の通り。
これにより、長時間にわたる輸送でも安心して食品品質を維持することが可能です。通常、本製品は医療・医薬品の輸送時に使用されることが多く、冷凍寿司といった温度変化に繊細な食品の海外輸送に使用するのは初の試みです。新しい実績や今後の活用シーンの広がりを期待し、この度の連携に賛同しました。
今回の検証は、2025年8月29日に日本を出発した冷凍寿司を対象に行いました。9月9日に米国現地で受け取るまでの約10日間、輸送した5つの「VIXELL」ボックスすべてがマイナス22℃以下を維持していたことを、同梱した温度ロガーデータにより確認。この結果、空輸においても冷凍寿司の品質維持に十分なコールドチェーンを維持できることが証明されました。
デイブレイクは、これまで実績を積み重ねてきた海上輸送に加え、今回の空輸での実証成功を新たな武器に、「海と空の両輪」でコールドチェーンの確立を目指します。これにより、冷凍寿司の海外輸出を一層加速させ、世界中に寿司をはじめとする日本食の魅力を届けてまいります。
海上輸送と空輸の両輪でコールドチェーンを確立し、冷凍寿司の海外輸出を一層加速 特殊冷凍テクノロジーの製品企画・開発と高品質冷凍商品のプラットフォームを運営するデイブレイク株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役:木下昌之 […]
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