2025.12.03 プレスリリース 研究レポート

冷凍寿司、地球6.4周。数字が語る成長ストーリー

「冷凍寿司元年」を象徴する、冷凍寿司の成長の軌跡と広がる可能性

特殊冷凍ソリューション事業を展開するデイブレイク株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役:木下昌之)は、この度、冷凍寿司のこれまでの歩みを示す主要データを公開しました。

2025年は、多くの寿司ブランドが冷凍寿司市場へ参入し、「冷凍寿司元年」と呼ぶべき大きな転換点となりました。この一年で積み上げてきた実績と反響は、単なる新規事業の成長にとどまらず、寿司の届け方そのものを再定義し得る可能性を示しています。今回、その歩みをより直感的にお伝えするため、冷凍寿司が世界でどのように広がり、どれほど高い評価をいただいてきたのかを、数字とグラフィックで可視化しました。

【冷凍寿司の歩みトピックス】

  • 海外に渡った冷凍寿司の総貫数:約93,000貫
  • 冷凍寿司が移動した距離:256,120km(地球6.4周分)
  • 冷凍寿司が旅した国6カ国
  • 開発の裏側:試したレシピパターンは274通り、試作中に白蝋化した回数は15回
  • 現地商談での評価:美味しいと評価された割合:98%(50回中49回)

海外に渡った冷凍寿司の総貫数:約93,000貫

デイブレイクが手掛け、海外に渡った冷凍寿司の総貫数は約93,000貫でした。これは、積み上げると 標高約2,700m、高さに換算すると 東京タワー約8本分 に相当します。冷凍寿司が世界へスケールする可能性を示す数字です。

冷凍寿司が移動した距離:256,120km(地球6.4周分)

海外輸出や展示会出展、サンプル送付などを含む、冷凍寿司が移動した距離は、256,120kmでした。これは、地球6.4週分に相当します。世界各地へ足を運びながら、冷凍寿司は進化してきました。

※輸送回数×港間の最短距離で換算。国内および輸送先の国での移動距離は含まない

冷凍寿司が旅した国6カ国(アメリカ、ドイツ、タイ、ベトナム、中国、韓国)

海外輸出や展示会出展、サンプル送付などを含む、冷凍寿司が渡ったことのある国は6カ国(アメリカ、ドイツ、タイ、ベトナム、中国、韓国)です。それぞれの国で、高い評価を獲得してきました。

開発の裏側:試したレシピパターンは274通り、試作中に白蝋化した回数は15回

輸送方法によっては現地到着までに1ヶ月以上がかかり、温度変動のリスクがある海外輸送でも品質を保持するとともに、寿司の解凍工程で最も難しいとされる冷蔵解凍にも対応できる冷凍寿司を開発するために、試したレシピパターンは274通りでした。また、試作中に白蝋化(ご飯がボソボソと崩れ落ちるような食感が悪くなってしまう現象)した回数は15回。最適解を求めて改良を繰り返してきたことで、現在の品質に到達しています。

現地商談で美味しいと評価された割合:98%(50回中49回)

現地商談で美味しいと評価された割合は、98%(50回中49回)でした。ほとんどの商談で、高い評価を獲得しています。味・食感・再現性のバランスが評価され、導入相談が急増。海外市場でのポテンシャルが明確になっています。

【冷凍寿司プロジェクト責任者コメント】

デイブレイク株式会社 新規事業開発室長 五十嵐圭佑

2025年は、冷凍寿司が「概念」から「選ばれるプロダクト」へ進化した転換点でした。現場での試作、コールドチェーン検証、そして各国での商談──地道な積み重ねが世界での評価につながっています。数字は華やかに見えるかもしれませんが、裏側には失敗と改善の連続があり、その経験こそが現在の品質を支える礎となりました。冷凍寿司はまだ始まったばかりですが、この一年で確かな手応えを得ています。デイブレイクは、現場の熱量と特殊冷凍技術を武器に、日本の食文化を新しい形で世界へ届ける挑戦をさらに加速させ、価値創出に取り組んでいきます。

【2024年から2025年 冷凍寿司の歩み】

冷凍寿司は、世界に向けた新しい寿司の届け方として確かな実績を積み重ねています。これからもデイブレイクは、冷凍技術を基盤に、新市場の開拓と新たな食体験の創造に取り組んでまいります。

デイブレイクの「冷凍寿司」について

デイブレイクの冷凍寿司は、特殊冷凍機「アートロックフリーザー」の高度な冷凍技術と独自レシピの融合によって開発された高品質な冷凍寿司です。「高品質」と「環境変化に強い安定性」を兼ね備え、温度変動リスクのある長期輸送でも品質を保持。寿司の解凍工程で最も難しいとされる冷蔵解凍にも対応し、解凍後も握りたての味わいを再現します。2025年6月には米国の日系スーパー「ミツワマーケットプレイス」で販売を開始。日本国内で開発された冷凍寿司が米国小売市場へ定番商品として本格導入される初の事例となり、現地でも高い評価を獲得しています。

デイブレイクの特殊冷凍機「アートロックフリーザー」について

「アートロックフリーザー」は、デイブレイクの食材研究データを踏襲し、独自に開発した特殊冷凍機です。2021年10月の発売以降、導入先は約700社を越え、多くの食品事業者に支持されています。一般的な冷凍の場合、細胞内の水分が氷に変わるときに細胞が損傷。特殊冷凍は、急速かつ均一に凍結することで氷結晶が小さく生成され、細胞の損傷を減らし、うまみ成分の流出を防ぎます。さらに、冷風の循環に技術が加わり、食品に与えるダメージを低減。素材本来の風味や食感を保ち、調理済みの食品も、できたての味を再現します。「アートロックフリーザー」は、これまで難しいとされていた食品の冷凍を可能にするとともに、従来を上回る高品質な冷凍食品を生み出しています。

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